ヘバーデン結節の病院は何科を受診?どんな病気で原因や症状は?

ヘバーデン結節

明石の白猫さん。です

早速ですが私は2018年にヘバーデン結節(へパーデン結節)と診断を受けました。

  • ヘバーデン結節で病院は何科を受診?
  • どんな病気で原因や症状は?
  • 検査や診断は?
  • リウマチじゃないの?
  • 男性はなる?

など様々な疑問と不安がありますよね。

ヘバーデン結節の私の体験談・実体験・闘病記をこのブログに書いていこうと思います。

※あくまでも一個人の経験談です。各自で医療機関へ受診し、医師の診断を受けてくださいね。

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ヘバーデン結節は何科を受診?私の体験談

まずは整形外科(手の外科)かリウマチ科へ行きましょう。

指の痛みや変形は、原因がリウマチである可能性もあるのでまずは「整形外科(手の外科)」か「リウマチ科」を受診して診断をあおぎましょう。

整形外科の中でも手や指の病気を得意としている「手の外科」に行くのがいいですよ。

可能な限りは整形外科の中でも「手の外科(手外科)]へ行きましょう

日本全国「手の外科」専門医はこちら

私の場合は整形外科で「ヘバーデン結節」と診断されたあとに「産婦人科」へも行きました。

女性ホルモンの減少が原因の1つだと言われるので、実際に私の女性ホルモンはどれくらい出ているのか?と調べてもらいたかったのです(血液検査で調べられます)

結果は女性ホルモンは年齢相応であり、全く問題のあるようなレベルではなかったですが、それがわかっただけでも不安が減りました。

女性ホルモンの分泌は、若い時に比べ徐々に減っていくのは女性全員に共通していく当たり前の事実ですから、それも受け入れる事が出来ました。

「ヘバーデン結節」って一般的に原因が曖昧なだけに適当な情報も多いのが実情です。

だからこそ自分自身である程度探っていく事も必要な過程かなと個人的には考えていますし、結果的にヘバーデン結節になった事により自分の健康維持のための有益な情報を得ています。

悲観する事なく、得たことの大きさと重要性に目を向けれてみれば、むしろヘバーデン結節になった事で得をしている事のほうが多いと思ったりもしているんです

ヘバーデン結節
出典:日経電子版

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ヘバーデン結節とはどんな病気

私が指の異変を感じたきっかけは、こんな感じでした。

  • 「指の曲げ伸ばしがしにくい。痛みもある」
  • 「指の第1関節が曲がってきた。」
  • 「時々、指先が何もしていないのにジンジンと痛む」
  • 「第1関節が腫れて、水ぶくれのような膨らみがある」
  • 「軽く指先をぶつけただけで激痛が走る」

へバーデン結節とは指の第1関節(DIP関節)が変形し曲がってしまう原因不明の疾患です。

第1関節の背側の中央の伸筋腱付着部を挟んで2つのコブ(結節)ができるのが特徴です。この疾患の報告者へバーデンの名にちなんでヘバーデン結節と呼ばれています。

いろいろな程度の変形があります。すべての人が強い変形になるとは限りません。

注:ここでは、一般的な呼び名としてDIP関節(遠位指節間関節)を第1関節と呼んでいます。

ヘバーデン結節

出典:日本整形外科学会

指のDIP関節(第1関節)が骨性の膨隆とともに屈曲変形する疾患です。

関節の炎症により関節を包んでいる袋がゆるみ、屈曲方向に曲がりはじめ、また摩耗した骨が周囲にいびつな骨を増生させて骨性の膨隆が生じます(骨棘こつきょく)

これに伴いPIP関節(第2関節)に反り(過伸展という)や小指側への傾斜(尺側偏位という)を認めることもあります。

一つの指のみならず、多数の指に生じるのが特徴です。

徐々に進行するため疼痛を主訴に受診される患者はまれですが、指先の酷使により腫れや痛みが生じることがあります。

関節の背側には粘液嚢腫(ミューカスシストといいます)と呼ばれる、ゼリー状の滑液を内包する嚢胞が透けて見えることがあります。

この嚢腫(ミューカシスト)はDIP関節(指の第1関節)と連続しているため、不潔な環境での作業で嚢胞壁が穿破すれば、細菌感染が関節内に波及し、化膿性関節炎を起こす危険性があります。

原因としてはリウマチとの関連は否定されており、また必ずしも指の使用頻度や加齢とも相関しません。

出典:京都大学医学部附属病院形成外科

お恥ずかしながら私は「ヘバーデン結節」という病気がある事を全く知りませんでした。

私は指先を非常によく使う仕事に就いており、指を酷使した疲れだろうと思いこんでいる期間が長かったのです。

初めてこれはおかしいな?と思ってインターネットで「指先の関節が痛い」と検索したのを覚えています。

そして初めて「ヘバーデン結節」という病名を知り、年齢的にもおそらく私もそうだろうと確信しました。

その時、指の2本がすでに曲がり始めていました。

もっと早く知っていれば、指の2本の曲がりは抑えられていたのでは?という自責の念があります。

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ヘバーデン結節の検査と診断

これは私の実体験談です。

  1. 問診
  2. まずは問診でどのような症状か、聞かれました。痛みやこわばりの有無や、暮らしの中でどのような時に不便を感じるかなどを話しました。

  3. 触診
  4. 指先の第一関節をみてもらい、実際に圧迫してみて痛いか痛くないかを調べたり、実際の指先の曲がりを見られました。

  5. レントゲンX線撮影
  6. レントゲンX線検査では実際の関節がどのようになっているかを撮影しました。

    第1関節の軟骨がすり減って骨と骨の間の隙間が狭くなっていたり、関節が破壊され変形が進んでいたり、骨棘(こつきょく関節面の軟骨が肥大増殖し、次第に硬くなって骨化して「とげ」のようになったもの)があればへバーデン結節と診断できます。

    ※「骨棘」とは、関節面の軟骨が肥大増殖し、硬く骨化して「とげ」のようになったもの

  7. 診断

上記の手順を総合的に判断し、総合的に「ヘバーデン結節」と判断されました。

へバーデン結節と似た症状を持つ病気に関節リウマチが挙げられますが、レントゲン撮影により正確に鑑別することができます。またリウマチの場合は血液検査でしっかりと診断がつきます。

ヘバーデン結節の原因

一般的にへバーデン結節の原因については、はっきり断定が出来ないそうです。

一般的によく言われるのは以下の2つです。

  1. 指先をよく使う。特に指先に力を込めるような作業が多い。
  2. 女性ホルモンの減少は関節の病気を引き起こしやすいので40代以降の女性に多い

男性や若い女性もまれになるので「中年以降の女性」だけに限定しないほうがいいですが、圧倒的に更年期以降の女性に多いです。

手の病気はエストロゲン(卵胞ホルモン)と深い関係があり、妊娠時、産後、更年期に起こりやすい。

もともとエストロゲンは腱や滑膜(関節を包む膜)の腫れを取る抗浮腫作用があり、生理前に体がむくむのもエストロゲンが減るため。

閉経して急にエストロゲンが出なくなることで、腱や関節に炎症が起こりやすくなる。

腱鞘炎にしても、実際は手の使い過ぎで起こることは少ない。9割は更年期の女性。

つまりヘバーデン結節やブシャール結節といった「指の変形」は更年期障害の一種ということ。

更年期障害というと一般に、のぼせ、イライラ、ゆううつなどの症状が知られるが、指の変形はこれらメジャーな更年期障害が起きない人に多く見られる。

出典:四谷メディカルキューブ「手の外科」平瀬雄一医師

その他にもたくさんの説があります。

※素人である私が集めた情報にすぎませんので医師の診断を受けて下さいね。

  • 指先に力を入れる事による関節のズレ
  • 遺伝
  • 腎臓(または東洋医学による「腎」)が弱い
  • 膠原病(こうげんびょう)いわゆる、自己免疫疾患
  • 体の歪み
  • コーヒーやカフェイン・またはアルコールの飲みすぎ
  • 甘いもののとり過ぎ
  • 小麦製品(グルテン)のとり過ぎ
  • ストレス

ちなみに私はコーヒーは嫌いでもともと飲んでおらず、甘いものを毎日買って食べるという習慣はありません。

遺伝性は証明されていませんが、へバーデン結節にかかった近親者をお持ちの方は、体質のタイプが似ていることも考慮して注意しておく必要があります。

膠原病(自己免疫疾患)の1種とも言われる説があります。

「自己免疫疾患」とは免疫の仕組みの一部が壊れることで、自分の体を攻撃してしまう病気です。

女性ホルモン(エストロゲン)の減少だけではヘバーデン結節が起こる人と起こらない人と に分かれますので、膠原病(自己免疫疾患)に「エストロゲンの受容体」が反応したことも考えられています

ヘバーデン結節
出典:NHK

へバーデン結節の症状

一般的な症状に加え、私個人的に感じている事も書いてみました。

  • 指の第1関節(DIP関節)の痛み・変形・腫れ・曲がりにくさ
  • 手がこわばる
  • 指の曲げ伸ばしが困難
  • ぷくっとした水ぶくれのようなふくらみ(ミューカスシスト)が指の第1節に出来る
  • ピアノが弾きにくい
  • ペットボトルのふたがあけにくい
  • 雑巾をしぼりにくい
  • 指先に力が入りにくく物がつかみにくい
  • 字が書きにくい
  • じゃんけんのグーが、しにくい。
  • 包丁が使いづらい
  • 洋服のボタンが留めにくい
  • タイツやストッキングを穿くのに時間がかかる
  • 荷物を持つのが辛い
  • 左右対称の指に出来る事が多い
  • 主に人さし指、中指、薬指、小指と言われるが私は親指にもなってます

なった人なら体験談としてわかると思いますが、常に指先がモヤモヤしてる感じ(表現が難しい・・・)とか指先の違和感を感じています。

私は冬場が特に辛いです。

ヘバーデン結節は男性でもなる?

男性にもヘバーデン結節が起こる事があります。

男性の場合、指先に力を入れ、手前に強く引き寄せるような動作を繰り返すような人がへバーデン結節を発症します。

そのため男性のへバーデン結節は、電気工事や格闘技をされる人に多く見られます。

出典:ヘバーデン結節学会

男性のヘバーデン結節は女性ほどの痛みがない場合が多い為、受診までには至らない人が多いと聞いたことがあります。

しかし女性だけの病気ではない事は確かですね。

女性の場合は普段から家事や裁縫、料理などで指先を使っているイメージですが、男性のヘバーデン結節は職業柄というのが顕著に出てきそうですね。

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ヘバーデン結節とはどんな病気で原因や症状は?病院は何科を受診?検査や診断は?リウマチじゃないの?男性はなる?まとめ

  • 指の第1関節が変形し、関節を挟んで2つのコブ(結節)ができるのが特徴
  • 原因は不明だが傾向としては指先を多く使う事と、40代以降の女性に多い
  • 病院は整形外科(またはリウマチ科)で、手の専門医(手外科)が望ましい。
  • 女性なら産婦人科で女性ホルモンの値も検査すると、傾向がつかめる。
  • 視診・問診・レントゲン・血液検査等で診断
  • 40代以降の女性が多いが、男性や30代の人でもなる。
  • 遺伝性は証明されていないが、近親者にいるとなりやすい傾向にある

ヘバーデン結節のわたしの個人的な体験記・感想です。

原因も治療法も様々なので、万人にこれという確実な治療がないのが現実ですが、少しでも同じヘバーデン結節の方へ向けて参考になる情報ブログにしたいと思います

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